過去問攻略(薬剤師国家試験とその仕事を学ぶ)

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過去問攻略

過去問攻略~出題分野ごとの傾向と対策

 どんな試験でも、まずは過去問題からスタートすることに変わりはありません。最初はまったく解けなくてもいいので、とにかく過去問題5年間分くらいさかのぼってみて、どういった問題がだされているのか、感覚として知っておくことは有効です。

 過去問題にまずはあたってみるという前提で、どういった出題領域があるのかをみていきましょう。まず、大きく分けると「基礎薬学」「衛生薬学」「薬事関連法規および薬事制度」「医療薬学」の4つの領域にわけることができます。

「基礎薬学」の中には、有機化学、分析化学、物理化学、生物学、生化学、免疫学などが、まさしく薬学の基礎となる内容が含まれています。この分野は、暗記や一朝一夕の勉強法では、とても太刀打ちできません。とくに、物理化学などは、わかるひとはわかるけれど、わからない人はまったく回答できないという、極端な傾向があります。

受験者の中にも、基礎薬学を苦手とする人が多く、例年「基礎薬学が解けなかった」と落ち込む声も聞こえてきます。そうならないために、基礎薬学分野は、早めに着手することをお勧めします。

次に、点数配分が高い「医療薬学」をみてみましょう。医療薬学の領域は、薬理学や薬物動態学、物理薬学、病態生理学、製剤学などが含まれています。

医療薬学は、薬剤師として働こうとするなら、最も必要な分野といえます。加えて、点数配分が高い割には、比較的とっつき安い問題も多く、ここで点数をかせがないことには、話になりません。各分野ごとにまんべんなく、苦手科目を無くしていくことが重要になるでしょう。

次いで、衛生薬学と関連法規・制度です。関連法規・制度については完全に暗記勝負となるかと思います。やり方にもよりますが、直前期に集中して覚える方法もいいかと思います。また衛生薬学ですが、薬剤師国家試験全体から見ると、説きやすい問題が多いかと思います。また、公衆衛生分野では、時事問題など、常識的な話題を問われる出題もあるようです。

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