企業MRは高待遇?(薬剤師国家試験とその仕事を学ぶ)

企業MRは高待遇?(薬剤師国家試験とその仕事を学ぶ)

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企業MRは高待遇?

やりがいを求めて・高待遇も人気~企業MR

薬学部卒業生の就職先で、つねに上位にくるのが保険薬局と大学院への進学です。保険薬局への就職と大学院への進学のどちらかがトップに位置し、どちらが1位になるかは年ごとに違うといった感じです。ただ、薬学教育が6年制になった現在では、大学院への進学率には、もう少し、変化が見られるかもしれません。

就職先の順位では、3番目に病院薬剤師、次いで製薬企業、一般販売業という順番になります。男子学生、女子学生でも若干の違いがありますが、おおむね1割程度の学生が、製薬企業に就職しているようです。ちなみに女子学生より男子学生の方が、企業へ就職する人が多い傾向もあるようです。

製薬企業での薬剤師の職種というと、大きく研究とMRにわかれます。しかし実際には、学部卒で研究職に採用されることはまずありませんので、製薬企業へ就職する薬学生のほとんどは、MR採用ということになります。

MRの仕事は、医薬情報担当者だというお話をしました。自社の薬について、医師に説明し、処方につながる情報提供をするのが仕事です。どういう人が向いているのか、あるいは向いていないのかというと、やはり、営業職である以上、コミュニケーション能力は欠かせないでしょう。

一方で、製薬企業のある人材担当者は、「MRというのがどういう仕事だか、はっきりと自覚しないで応募してきている人が多くて困る」とぼやいていました。つまり、営業である以上は、単なる専門知識だけでなく、あくまで医師や薬剤師などと良好なコミュニケーションを取っていく中での情報提供だ、ということを理解して欲しいということでしょう。

またMRをしている人にやりがいを尋ねると、やはり、「この薬が効いたよ」といってもらえることが、一番のやりがいになるそうです。日々、役に立つ情報を収集し、それを提供したことで患者さんの治療に貢献したとなれば、それは大きなやりがいにつながっていくことしょう。

気になる待遇ですが、一般の企業よりは、やや給料は高めのところが多いようです。また、MRの仕事は車を使った外回りの営業であるため、営業手当や車両手当など、各種手当ても出来そうです。

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